第三話  突然の終焉。


ナイトメアに乗っている、
メイジテイマーのZAXと知り合った、
ヤング戦士、フォード・ダイン。


最初のリザードマン戦以降も、
フォードはZAXと行動を共にすることが多くなります。


あるとき。
UOプレイ中に、
地震が発生しました!
思わず画面上で、


「うわ!地震だ!」
と発言すると・・・、


「うん、揺れてるね!」

ZAXも応えるではありませんか・・・!


もしやと思い、
ZAXに問いかけます。

「もしかして、ZAX、仙台?」


「うん、もしかして、フォードも?」


意外な共通点。
すごい偶然だなあ…、
と2人で感心していました。




この頃…。
私は、
ZAXが既にUOに
慣れていて、
彼女が知らないことは何もないベテランプレイヤーと思っていました。
実はそうではなく彼女も、
フォードの一ヶ月前にプレイを始めたばかりだということが、
やがてわかるのですが…、
それはもう少し先の話です。



さて。
UO開始して、
1週間が経とうとしていました。


この1週間でフォードは主に、
ヘイブン墓場へ徒歩ダッシュで向かいアンデットと刃を交えたり、
あるいは例の初めてZAXと戦闘した橋を超えて、
リザードマンなどと戦う毎日を過ごしていました。


この段階で私がわかっていたのは、
(1)戦闘方法
(2)包帯の巻き方、
(3)食料の食べ方、
といった程度です。
それ以外の知識は、
ほとんど何もわからず、
騎乗するペットすらいない状態でした。


スキルの効果的な上げ方も、
ステータスを上げる重要性も、
よくわかっておらず、
それでいて何かもが新しくて楽しめる、
そんな貴重な時期ですね。



UOを知るためのソースは、
「はじめてのUO」についていたガイドブックしかなく、
まだ「ブリ観」「パラリ」の大手UO関連HPの存在どころか、
ネット上から情報を得る、
というような手段すら思いつかない頃でした。



「ねえ、フォード」


いつものようにヘイブンを歩いていると、
どこからともなくZAXが歩いてきて、
フォードに話しかけます。


「そろそろ、ダンジョンにいかない?」


 ダンジョン!
この言葉に、フォードは興奮しました! 
待ってました!
ようやくファンタジーRPGの醍醐味である、
ダンジョンにようやく行くことが出来ます!
前々から、行きたい行きたいと思ってはいたのですが、
何しろまだヘイブン全体すら周ることすら出来ないヤングですから、
どこにどんなダンジョンがあるのかすらもよくわかっていません。


一応、
「はじめてのUO」にあったワールドマップは見ていたのですが、
それがどれくらいの広さなのかもわかっていなかったのです。


一週間も経って、
最近はリザードマンにも
さほど苦戦せずに戦いを進めることが出来るようになってきました。
ダンジョンくらいは行けるようになっているだろう…、
と思っていたところです。


「わ、わかった、ちょっと待ってくれないか?」


ZAXにそう言うと、
いそいそと準備を始めます。
とは言っても、
包帯を補充する程度ですが(汗)。


この頃はまだ「マクロ」の存在を知らなかったので、
いちいち銀行の前に行っては、
bank
と発言していました。
マクロもオプションもいじっていない状態で、
よくプレイしていたなあ…、
と今になって思いますね。



余談になりますが、
この一週間でフォードはZAX以外の方とも知り合いになりました。
正確には、
話をするようになっていました。


人の出会いは、一期一会…
とはよく言ったものです。


なぜかよく覚えているのが、
インヴァルのカイトシールドを
プレゼントしてくれた方です。
(名前忘れてしまいました><)。


当時、まだインヴァルの価値もわからず、
一体、この装備はどれくらい価値があるものなのだろう?
と思いながら鍛冶屋さんに修理していただくと、
防御面では最高のものとわかりました。
まさに、
豚に真珠状態、
ヤングにヴァンク、インヴァル状態
ですね(笑)。


しっかし、
AoS以降の世代には、
ヴァンクとか、インヴァルなんて、
わかんないよなあ
(笑)。


他にも、
リコールのスクロールをくれた方もよく覚えています。
(その割に名前は全く記憶にないのですが…)。



マークとリコールと言えば。
マークとルーン、そしてリコールの関係を知ったときには、
大きな衝撃がありました。
それまで「帰還」の呪文と言えば、
ファミコンで大ヒットした「ドラゴンクエスト」のルーラやリレミト、
WizardryのMalorくらいしか知らなかったので、
任意の場所を記憶して、
そこに自由に帰還できる魔法があると知ったときの衝撃と言ったら…、
たとえようが無かったです。



しかもまだPCベンダーのことがよくわかっていなかったので、
ルーンもリコールスクロールを補充することも出来ませんから、
その方にいただいたリコスクと、
ヘイブンをマークしたルーンを、
結局は使わずに、
しばらくの間は
後生大事に取っていた記憶があります。



場面を、ZAXとの時間に戻しましょう。


「今日はね、フォード、
デスパイスに行くわよ」


デスパイス…?
despise?


英語で「デスパイス」は、
「軽蔑」という意味の動詞です。
ちなみに語源であるラテン語では、
見下すの意 (de-specere 「見る」)になります。



どういうダンジョンだ?
「軽蔑する」???
まあ、
こういう反応をするわけですから、
当然他のダンジョンの名前を知った時も、
びっくりしました。
Ultimaの世界観ならではですね。



「デスパイス」の意味を気にしながらも、
ZAXの開けてくれたゲートを、
期待いっぱいでくぐります。
ちなみに、
これがゲートトラベル初体験のフォードです。
特にZAXからの説明はありませんでしたが、
さすがに、
「これをくぐるんだろう」、
くらいはわかって…勢いよく入ります!


すると…。
いきなり、真っ暗。
しかも目の前で、
「うっしゃー」と聞きなれた叫び声多数。
 

これは…お分かりいただけますでしょうか?
ZAXはデスパイスの地下1階へ、
直通でゲートを開けたのです。
入り口ではありません。
リザードマンたちが大勢いる真っ只中へ、です!


ダンジョン初体験のフォードは、
これほどまでに大量のモンスターが湧き出てくるとは思いもしていませんでしたし、
更にこんなに真っ暗になることなどわかるはずもありません。
完全にパニック状態に陥りました。



そこで、思ったこと。


「しまった!
ドラクエ1のように
たいまつが必要なのか!?」
ある意味、
この考えは間違いではないんですけどね。
ナイトサイトポーションも、
ナイトサイトの魔法もろくに知らなかったわけですから、
この反応はごく自然でしょう。


そんなフォードに気付いたのか、
ZAXが冷静に言います。
「そっか、フォード、暗いわよね?」
喋っている余裕があるなら、
早く明るくしてくれー!(出来るならね!)
と思いつつも、
「うっしゃー」の声が気になるので、
とりあえずはファイティング・ポーズをとります。
 


何だか数が多そうだけど、
ま…、
こっちがヤングだし襲い掛かってこないだろ…。
 

さすがにここ数日のプレイで、
それくらいのことなら
わかるようになってきました。
それにどれだけ数が多くてもリザードマンだし、
それほどダメージは食らうまい。
そう思っていました。


しかし。
「うっしゃー、うっしゃー」
どか、ばき。
げふ(吐血)。


「な、なに?!」
なんと、襲い掛かってきました!
バ、バカな、ヤングだぞ、こっちは!
暗闇から攻撃してくるリザードマンに、
フォードのパニック度合いは深まります。


しかも…、
今まで対等に戦えていたと思ったリザードマンのはずなのに、
数が多すぎるせいかくなるとHPがガンガン減っていき、
一気に半分くらいまで削られてしまいました。


「とにかく明るくするね、待ってて」
ZAXが(なぜか)落ち着きながらも呪文を唱えているのを脇目に、
とりあえずは必死に包帯を巻くフォード(涙)。
当然、
バック内の包帯をダブルクリックして、
それを画面上の自分に当てようとします。


まだ、
ステータスウインドウにカーソルを合わせれば包帯を巻ける、
なんて技術はわかっていません。


そうこうしている間にも、
リザードマンの大群は攻撃を仕掛けてくるわけですから、
包帯を巻く指は滑りまくります。
結果、
HPなぞほとんど回復しません。



「これでどう?」
ようやくナイトサイトの魔法をかけてもらったのですが…、
NPCに魔法すら習っていないフォードの
魔法スキルは、もちろん0。
そりゃあ、真っ暗さ…(涙)。


ちなみにナイトサイトの明るさが、
メイジリースキルに依存しているということを知ったのは、
かなり後のことでした。
しばらくの間私は、
「メイジじゃないと、ナイトサイトは効果がない。だから俺には効果がない!」、
と決め付けていました。



「だめだ、ZAX!何も見えない!」


「え、そうなの?」


何度も必死に魔法を唱える、ZAX。
もちろん、
変化なんて起こりません。
相変わらず私のPC画面は、
真っ暗なままです。


「ザ、ZAX!」



「なに、フォード?待ってて、今調べるから…」


「い、いや、それはいいから、」


まずは魔法でリザードマンを攻撃するか、
俺を回復をしてくれ!
と言いたかったのですが、
いかんせん、
パニックのため焦ってキーの打ち間違えが多く、
うまく言いたいことがいえません。



この時一番押していたキーが
BSキー(バックスペースキー)


こういうことって、
ありますよねえ…。
本気で、
「ボイスチャットのような機能が欲しい!」
と心で叫んでいました。
余談ながら、
対人者の中では、
ボイスチャット方式で指示を出している方がいるそうです。



さて。
ようやく、
フォードが瀕死とわかったらしく、
ZAXが何度も、
そう…何度も何度も、
グレーターヒールの魔法をかけてくれます。
HP満タンでも(涙)。


まだまだZAXも
UOに慣れていないと言うか…、
狩りになれてなかったんですねぇ。
こういうことも、今だからわかるんですが。



思うに…。
本当に、
「狩り」という行為は、
普段やっている人と、やっていない人では、
その差がくっきり出るなぁと思います。


これに、UO経歴は関係ありません。
長くやっていても、
狩りに出かけている回数が少なかったり、
生産メインに活動されている方であれば、
こういった非常事態(?)での行動は遅れるはずです。


パーティーで狩りに出かけている人と、
普段は1人で狩りにいっている人とでは、
そのプレイスタイルの違いから、
行動に差が出てくる気がします。


これは一緒に狩りに行くと、
すぐにわかります。
特に、
メイジがパーティープレイに慣れていないと、
その一行は、
苦戦する可能性が高くなります。
想像してみてください。
強敵と戦っている時や、
乱戦を潜り抜けようとしている時に、
メイジが攻撃魔法を考えもなしに使いまくって、
仲間に回復魔法を出せないほどマナを消費している姿を。


前回の話で、
「戦士+メイジでの狩り」
ということをちらっとお話しましたが、
私の中では、
戦士=盾役(タゲられ役)
メイジ=サポーター役

という図式があります。
異論はあるかもしれませんが、
それほど間違っている考えとも思っていません。
AoS以降、
装備面に大幅な改良が加えられ、
打たれ強いメイジというものもいますが、
メイジはタゲられて攻撃を受けると、
基本的には魔法詠唱が出来なくなり、
やられるがままになります。
そういう意味で、
仲間に戦士がいるかいないかは、
非常に大事な部分だと思います。


先日、
友人たちがパワスクに行く、
という話になりました。
構成が
バードメイジ3名、テイマー1名、
というものでした。
考え方は様々でしょうが、
戦士が1名もいないことに私は難色を示しました。
局面で戦士が必要になるのでは…、
と直感的に思ったからです。



サポーター役としてのメイジの力量ですが、
これはもう、
場面場面に合わせて、
効果的な魔法を打てるかどうかでわかります。


一つ例を挙げれば、
3rd魔法のブレス(祝福)を
唱えてくれているかどうかで、
私はそのメイジを評価します。


意外ですよね。
地味ですよね。
なんですが、
思い返すと、
注文しなくても自動的にブレスをかけてくれるメイジはみな、
機転が利き、
そして頼りがいがありました。
「こいつと一緒にいれば、どんな場所でも行ける」
という安心感を与えてくれるのです。



もちろん、
この段階におけるフォードもZAXも、
まだまだひよっこです。
フォードは言うまでも無くですが、
ZAXとてもパーティーにおけるメイジの役割というものを、
覚えている最中…と言えました。



2人で出かけていて狩りの途中に、
フォードが死んだときには大変でした。


なにせ、ヤングです。
死んだ瞬間、
ヘイブンに自動転送です(涙)。
いちいち戻ってしまうので、
ダンジョンからZAXがわざわざ引き返してきます。
これは時間も手間もかかってしまうので、
本当に申し訳ない…と感じていました。
しかし怪我の功名と言うのでしょうか、
却ってこのおかげでZAXは
「フォードを死なせてはいけない」
と強く思うようになったようです。



ちなみにこの頃のフォードは、
毎日徒歩です。


テイマーのZAXがいても、
ヤングプレイヤーには馬が渡せないので、
常に徒歩でした。



よくZAXが飽きもせずに、
徒歩のフォードに付き合ってくれたなあ…
と思います




この頃に、
フォードはもう一人の仲間に出会います。
Ricottaです。
この方もフォード史には欠かせない、重要人物です。


Ricottaは、ヘイブンで出会ったテイマーです。
森の中を迷って歩いている時に、
向こうから声をかけてくれたのを覚えています。
しかも第一声が、
「フォード様!」(大照)。
 いやあ…。
フォード、最高です!(何)
戦士だからでしょうか、
騎士のイメージとしてフォードを捉えてくれていたようで、
そう呼ばれたのを強く覚えています。



このとき、
Ricottaから馬を初めていただきました。



なんとRicottaは、
フォードの2,3日前に
UOを始めたばかりだったようで、
そういう意味ではフォードと「同期キャラ」=ヤングです。
なので、
馬もくれることができたんですね。



この馬は、
しかし残念ながら、
翌日には死亡してしまいます。
敵をダブルクリックしようとして誤って自分をクリックしてしまい、
戦闘中に馬から落ちてしまったのです…。
ありがちなミスですよね…。
なぜ馬から降りたのかも理解出来ないまま、
そのまま馬は敢え無くモンスターの餌食になってしまいました…。


この時は、
Ricottaに合わせる顔がない…、
としょげ返ると共に、
まだまだ自分にはペットは早い、
徒歩で十分だ!
と思いましたね(苦笑)。



ペットといえば…。
最初にペットで一番困ったのは、
餌がどこで売っているかわからない、
ということでした。
ペットは生きているわけですから、
餌をあげるだろうということは予想がついていました。
人間も食事する仕様があるくらいだし…、ペットも食うだろう、
と察したわけです。


ヘイブンの街並みがまだしっかりと頭に入っておらず、
結局はかなり迷った後にRicottaに店を教えてもらって買った記憶があります…。



だいぶ後の話ですが…。
フォードが1人でイルシェナーにある《エクソダス》というダンジョンにいる、
ガーゴイルデストロイヤー戦を演じている時、
突然、
馬から放り出されたことがありました!
これは現在の仕様(2004年夏現在)では起こり得ないことなのですが、
当時はペットをお気に入りにするという仕様が無く、
餌をあげていないと忠誠心がどんどん下がって、
野生化してしまうということが起きました。
乗っていても野生化してしまうことを、
この時のフォードは見事に体感したわけです(笑)。


何せイルシェナーの奥で、
しかも強敵相手にこんなことが初めて起きたわけですから、
びっくりしてしまいました。


これ以来、
餌にはとにかくうるさくなりました。
しかもあげる時には必ず、
ペットの方を向くほどになりました(笑)。
愛情を込めてあげないと、
ペットに申し訳ない気がしたのです。
これは今でもそうですね。



様々な冒険を重ねながら、
徐々にですが、
強くなっていったフォード。


ZAXとも
待ち合わせているわけではないのですが、
よく会っては冒険に行っていました。


この頃はまだICQも、IRC、MSNメッセもわからず、
本当に偶然を頼りにして、
知り合いを探していました。
まるで、
携帯がなかった時代のように…(涙)。
不便ではありますが、
それはそれで楽しかったです。



そんなこんなしているうちに、
フォードも誕生から二週間が経ちました。


そんなある土曜日の晩、
ZAXが誘った戦士さん(今は名を覚えてすらいない)と
三人で、
シェイムというダンジョンにいくことになりました。
Shame…?
「恥ずかしい」ダンジョン?
※英語で、shameは名詞で「恥ずかしい、恥辱」の意。


強くなるにはデスパイスよりもいいダンジョンだ」、
と聞かされていたので、
喜び勇んで、向かいました。



 
でも・・・。
やっぱり、
疲れているときに、UOはダメですねぇ。

いや、UOに限らずなんですが(笑)。


リアルの話で恐縮ですが…。
私は滅多にアルコールはやりません。
やらないのに、
その日は疲れていたせいもあってか、
飲み慣れない
ビールを傍らにおいて、
ぐびぐび飲みながらプレイしていました。


翌日は日曜日で普段は休日なのですが、
出勤する予定があったので、
UOにログインはしたものの、
少しやったらやめようと思っていました。


ただ、まあ、せっかくZAXに会ったし、
よく耳にしていたダンジョンにも行けるし…。
そんな気分で出かけることにはしました。


このビールが、
まさか大惨事を引き起こすとは、
思いもよらずに…。





さて。
いつものようにZAXが開けてくれたゲートをくぐり、
いよいよシェイムにやってきました!


ダンジョンに入った瞬間、
見たことのない、
茶色の人形のようなものが出てきました。
これが土エレ初体験のフォードは、
「うおお!新しいモンスターだ!」
と叫びました!
この事実からおわかりのように、
フォードはデスパイスに行った経験があるものの、
間違っても2階には行ったことが無いわけですね(涙)。





戦ったことがないモンスターに出会えば、
戦士の血がたぎります!
すかさず戦闘態勢になったフォードは、
魔法で援護してくれるようZAXに頼もうとしてキーを叩こうとしました。
ですが・・・・・・
なんと・・・・。
勢い余って、ビールに手をひっかけて、
キーボードのうえに
ぶちまけてしまいました!


何という失態!


焦りまくりました!
私のPCはノートなので、
液体が中に入った瞬間、
ハードディスクも何もかもがアウトになってしまいます!

 



皆さん・・・。
あまりない経験と思いますので(あったら大変)、
お教えしましょう。
このようにキーボードのうえに、
液体をこぼすとですね・・・。
まずは、
キーがだんだん打てなくなります。


ポイントは、
徐々に打てなくなる、ということです。
一気に!ではないんですね。
周りから、だんだん打てなくなります。


だから、最初は何かを喋っていたんです。
それがどんどん、
どんどん・・・
話せなくなっていったのです!


次に、
マウスがいうことを効かなくなりました。
ファイティング・ポーズのまま動かない、フォード。

 
さすがに何かおかしい…と気づいたZAXが叫びます。
「どうしたの!?フォード!」
この時。
一緒に来ていた戦士さんは、
土エレにぼこぼこに殴られ、
あっというまに死亡していました(汗。

 

その戦士さん同様、
フォードのHPもどんどん削れていきます。
しかし、
包帯を巻こうにもマウスが、
いうことを聞いてくれません!


「助けて、フォード!」
魔法を唱えようとするZAXですが、
私を守ろうとして、
土エレに攻撃され、
彼女のHPバーも残り少なくなってしまいました。


ど、どうすればいいんだ・・・?
こんなに無力感を感じたのは、初めてです。
一生懸命、キーを叩きますが、
全く反応がありません・・・!
 
そして・・・・・・・・・・・・・・・
無情に・・・・・・・・・・・・・・
ディスプレイが真っ黒の画面になりました・・・・・・・・・。
to be continued... 
 
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